CJです。
VMware Cloud on AWS (以下、VMConAWS) の vSphere Client を操作する際に、以下のように “vRealize Operations (以下、vRops)” plug-in が表示されており、何か vSphere Client から統合された vRops にて VMConAWS 環境を管理できそうな雰囲気を感じます。気になったこの機能、実際試してみましたのでその内容を共有したいと思います。
結論から
いきなりですが、結論からすると vRops plug-in 機能は、現時点で以下の通りにサポートされていないようです。
VMware Cloud does not support vRealize Operations Manager plugin.
Source : Installing vRealize Operations Manager on VMware Cloud on AWS
ただし、上記のように vRops plug-in が表示されていることから、今後は統合された機能が提供されるのではないでしょうか。今後のリリースに期待しましょう。また、サポートされていない現状でどこまで使えるかということに気になる方は、引き続き以下の記事をご確認いただければと思います。
注意事項
・本記事は、以下の環境バージョンにてテストを行ったものとなります。将来バージョンの差によって動作仕様などが異なる可能性がございます。ご了承ください。
SDDC | 1.12v2 |
vRops (OVA) | 8.2 (現時点の最新バージョン) |
・一度導入した plug-in に対して、vSphere Client 上の削除方法はないようなので、本番環境での適用は控えていただくことをお勧め致します。
・本記事では、vRops の OVA をデプロイする方法については割愛させていただきます。デプロイ方法について確認したい方は、こちらをご参照ください。
・本記事で試した vRops のデプロイ先は VMConAWSとなります。もし、デプロイ先が異なる場合は本記事の共有内容と異なる可能性がございます。
[INSTALL] ボタンから試す
“Environment Details” ステップにおいて、VMConAWS の vRops デプロイ情報を選択する中で、”SELECT NETWORK” が “No network found” というメッセージと共に正常に表示されないことが確認できました。これ以上、次へ進むことができないため、ここまで。
[CONFIGURE EXISTING INSTANCE] ボタンから試す
一旦、動き出しました!しばらく時間が経つと・・
やはりここで VMConAWS の様々な情報 (VM の稼働状態、キャパシティなど) が表示されそうな雰囲気です。
結局、vRops の情報を確認するなら
上記の vRops plug-in からの情報確認は現時点でできない状態ですが、上記 “[CONFIGURE EXISTING INSTANCE] ボタンから” の設定により、実は vRops (cj-vmc-vrops / z.z.z.z) へ直接アクセスすると様々な情報が確認できる状態となっています。
以下は、”https://z.z.z.z/ui” (vRealize Operations Manager) へアクセスした画面です。
上記のように、vRealize Operations Manager には Cloud Account (Administration > Cloud Accounts より確認可能) が登録済みの状態であり、VMConAWS の情報が確認できます。以上、vRops での運用をご検討中の方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
[参考情報]
Installing vRealize Operations Manager on VMware Cloud on AWS
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