CJです。
2018年11月12日より、東京リージョンでの提供が開始されている VMware Cloud on AWS (以下、VMC on AWS) の中身(ホスト中心)がどうなっているかについて簡単に共有したいと思います。
VMC on AWS とは?
以下のように、VMware社が提供するクラウドサービス(VMware Cloud Services)の一つであり、オンプレの vSphere 環境をパブリッククラウド(AWS)環境まで拡張できるとても魅力的なサービスであります。
VMC on AWS イメージ図
以下の通りに、AWS基盤上に “vSphere(Computing), vSAN(Storage), NSX(Networking)”コンポーネントを使って vSphere 環境(SDDC)の構築が可能です。
また、構築された環境は、オンプレの vSphere環境ともハイブリッド接続ができるため、慣れている vSphere UIそのままを使って各自の状況に合わせた形でパブリック側への拡張が可能です。もちろん、AWSが提供する各サービスと連携することも可能です。
VMC on AWS のESXi バージョンは?
VMC on AWS は VMware社が vSphere環境のアップデートなどのメンテナンスを行っており、 基本、最新の ESXiバージョンを使用しているようです。
その証拠(?)がこちらです。
なんと、ESXi 6.8 でした。
VMC on AWS のホストおよび vSAN構成は?
以下のように、AWSのベアメタルサーバー (i3p.16xlarge) を利用して、vSAN構成 (ミニマム 3台より)が組まれる形となります。また、Datastoreについては、2つ (vsanDatatore と WorkloadDatastore) に分かれており、ユーザー側は WorkloadDatastoreを使う構成になります。#vsanDatastoreは Management用として使われるようです。
Networkについては、AWSのVPC中に SDDCがある形になり、NSX のコンポーネントが各接続を行うイメージになります。
作成可能なクラスター及びホスト数は?
クラスターは最大 10個まで作成可能。(2台までという制限も一応あるようですが、状況によっては解除できるようです。)
ホストについては、クラスタあたり 16台まで作成可能。#minimum 3台より。
簡単ながら共有したかったのは以上ですが、いかがでしょうか。
VMC on AWS の中身について少しご理解いただけたら嬉しいです。
[参考情報]
VMware Cloud on AWS: Technical Deep Dive articles: February 2019 Recap
https://cloud.vmware.com/community/2019/02/20/vmware-cloud-aws-technical-deep-dive-articles-february-2019-recap/
Test Environments
https://docs.vmware.com/en/VMware-Cloud-on-AWS/solutions/VMware-Cloud-on-AWS.41c9c48fd7fb1fb2844c0a2669172896/GUID-E44CBBE303507492A558E2728ECDE652.html
VMware Cloud on AWS FactBook : vCenter Facts
https://docs.vmware.com/en/VMware-Cloud-on-AWS/solutions/VMware-Cloud-on-AWS.21f8f625a36c8d3b2c9f11b3f8d684e5/GUID-E6C4179C071F0E0FEA410DEDCF396F85.html
VMware Cloud on AWS FactBook : vSAN Facts
https://docs.vmware.com/en/VMware-Cloud-on-AWS/solutions/VMware-Cloud-on-AWS.21f8f625a36c8d3b2c9f11b3f8d684e5/GUID-06C91BCB25B2808BBDE0A2629D486922.html