CJです。
最近、vRealize Operations Manager 6.6 (以下、vROps)がリリースされたこと、知っていますか?
リリース当日にはまだ日本語のリリースノートページが公開されていなかったですが、今現在は日本語のリリースノートも公開されています。今回はそのリリースノートの中で、個人的にもっとも気になる以下の2点について紹介したいと思います。
・新しい HTML5 ユーザー インターフェイスは、より簡単で一貫性のある使用環境を提供します。
・ネイティブな vSAN 管理機能の追加:
– 複数のストレッチ クラスタにわたって一元的に管理できます。
– フォーマンス、キャパシティ、ログ、構成、健全性など、vSAN のすべてを管理できます。
まずは、既存の vROps と今回のUIがどう変更されたかをみてみましょう。
何か雰囲気変わっていること、わかりますか?
画面が小さくてわかりにくかったかもしれないので、改めて vROps6.6 のみの画面をみるとこんな感じです。
すごく見やすくなっていますね。vROps は非常に情報量が多い製品でもあるため、このような感じで見やすくなっているのはとても嬉しいです。
HTML5の新しいUIの雰囲気がわかったと思いますので、早速 vSANのネイティブ管理は実際どんな感じかも見ていきましょう。
左メニューバーにデフォルトで vSAN関連メニューが表示されていることがわかります。
また、3番のようにクラスターの構成状態および健全ステータスが一目で把握できるようにビジュアル的(3番)にも工夫されています。
下にスクロールしてみると遅延・輻輳している状態(6~8番)についても、簡単に状況が把握できるようになっています。
それだけではなく、やはりvSANではホスト・ディスクループの状態も確認したいと思いますが、そういった項目(11~15番)も予め用意されていることがわかります。
vROps といえば、このようなヒートマップのイメージが強いかと思います。
きちんと vSANクラスタに対してもヒートマップが用意されています。
ここまでは、vSAN トラブルシューティング時に参考となりそうな情報でした。
が、これだけではありません。まだ続きます。。
vSAN はキャパシティの管理が日々の運用において、とても大事ですが、そのキャパシティ関連情報が大変わかりやすく、一目瞭然に整理されています。
最後に、リソース枯渇までの日数などまで表示してくれます。
一通りみてみましたが、いかがですか?
vSANのキャパシティ情報を確認するためには、多くの方が基本 vSphere Web Client に接続をしてみたり、トラブルシューティングの際は PowerCLI または RVC などを使って詳細を確認してきたかと思います。また、既存の vROps ではカスタマイズのダッシュボードをユーザーが直接作成したり、あるいは関連パックを適用して使ったりしてきたと思います。
vROps6.6を使えば、このような日々運用上の負担および迅速なリソース状況の把握など、vSAN環境をより効率よく運用できるかと思います。もし、これから vSAN環境の使用を検討中の方がいらっしゃったら、vROps6.6も合わせて検討いただければと思います。
#一緒にパッケージングされているサービスを使う手もあります。
[参考情報]
http://pubs.vmware.com/Release_Notes/jp/vrops/66/vrops-66-release-notes.html
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