CJです。
vSphere 環境をより柔軟に管理するには、PowerCLIが必要かと思います。
この PowerCLI、実は Linux 上でも使えること知っていますか?
使えるんです。PowerCLI Coreという形で Linuxでも使用可能な状態で配布されましたが、以下のように PowerCLI 10.0 からは Coreという形はなくなり、PowerCLIに統合された形での配布となっています。
PowerCLI Core has been officially released as part of PowerCLI 10.0. This Fling is no longer under development and future multi-platform support will be a part of PowerCLI 10.0.
今回は、CentOS7上で PowerCLI をインストールする方法について共有したいと思います。
STEP1. まず、PowerShell をインストール (on CentOS7)
以下のように、マイクロソフトのリポジトリを登録。
# vi /etc/yum.repos.d/microsoft.repo
[packages-microsoft-com-prod]
name=packages-microsoft-com-prod
baseurl=https://packages.microsoft.com/rhel/7/prod/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc
1-1. 安定版をインスールする方法。(お勧め)
この後は、普通に yum で PowerShell をインストール。
1-2. 最新版をインスールする方法。
以下のサイトより、自分の環境に合うバージョンをダウンロードしてインストール。(ここの手順は省略)
https://github.com/PowerShell/PowerShell/releases
インストールが完了したら、powershell 起動。
# pwsh
PowerShell v6.1.0-preview.2
Copyright (c) Microsoft Corporation. All rights reserved.https://aka.ms/pscore6-docs
Type ‘help’ to get help.
PS /root>
STEP2. 続いて、PowerCLI をインストール (on CentOS7)
PS /root> Get-Module -ListAvailable
PS /root> Set-PowerCLIConfiguration -InvalidCertificateAction Ignore
STEP3. 最後に、vCenterへのアクセスを試す (on CentOS7)
Linux のログサーバーから vCenterのイベントログなどを収集したいケースなどあると思いますが、ぜひ必要に応じて Linux 上でも PowerCLIが動くことを覚えてお試しいただければと思います。
[参考情報]
https://virtualizationreview.com/articles/2017/06/01/how-to-install-and-use-powershell-and-powercli-on-linux.aspx