On-Disk フォーマット更新時のサービス影響は?

CJです。

vSphere 5.5の End of General Support (2018/09/19) が近づいていることもあり、このタイミングでの移行やそれに伴うバージョンアップを検討されるケースは多くあるのではないでしょうか。 特にバージョンアップの際に実際仮想マシンへの影響度合いも気になるかと思います。

今回は、vSAN基盤のバージョンアップ (ESXi 6.0U3 → 6.5U1) を行う中で、On-Disk フォーマットというプロセスが発生します。Diskに関するところでサービス (仮想マシンの通信)影響が発生するか否かについて共有したいと思います。

ちなみに、On-Disk フォーマットについてはこちらを参照してください。

テストイメージ図

上記のように、同一の vSAN環境 (vsanDatastore) 上で稼動している仮想マシン(CJ01、CJ02)間の疎通 (ping) を行いつつ、On-Diskフォーマットを更新して結果を確認したいと思います。

vSAN設定画面 (更新前)

vCenter > vSAN Cluster > 設定 > vSAN > 全般 > オンディスクフォーマットのバージョン

こちらの画面で “アップグレードの事前チェック” ボタンをクリックする、vSAN内部で更新ができるかどうかをチェックしてくれます。

アップグレード

事前チェックが正常に完了した後、”アップグレード” ボタンをクリック。すると、

アップグレード開始確認画面が表示されるので、”はい” で次へ。

※冗長性の低下を許可を選択すると、更新がなんらかの理由で失敗した場合にデーター損失につながる可能性がありますので、各自の環境に合わせて注意してお使いいただければと思います。

進行内容は以下の通りとなります。

0 ~     5%:クラスタのチェック。
5 ~   10%:ディスク グループのアップグレード。
10 ~ 15%:オブジェクトの再編成。
15 ~ 95%:ディスク グループの削除および再フォーマット。
95~100%:最終的なオブジェクト バージョンのアップグレード。

vSAN設定画面 (更新後)

ご覧のように、ディスクフォーマットのバージョンが更新 (3.0 → 5.0) されていることがわかります。

サービス(通信)影響は?

パケットロスゼロのサービス(通信)影響はありませんでした。

vSAN基盤を更新する上で、忘れがちなところでもある On-Diskフォーマットですが既存フォーマットの違いを理解した上で必要に応じて忘れず更新いただければと思います。

TIP (RVC : 更新ステータス確認方法)

vsan.upgrade_status /localhost/[DATACENTER]/computers/[CLUSTER]

RVCにログイン上、上記コマンドにて更新ステータスが確認できます。

vsan.upgrade_status -r [秒] /localhost/[DATACENTER]/computers/[CLUSTER]

また、秒指定 (min 60秒) をすると、ユーザーが “Ctrl + c” で抜けない限り画面上更新情報を指定秒間出力してくれます。

運用上、ぜひRVCモードもご活用ください。

 

[参考情報]

vSAN ディスク フォーマットについて

https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.5/com.vmware.vsphere.virtualsan.doc/GUID-08728A9E-88E0-4CEB-9764-E828719DA927.html

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